新年にあたって
帰省の途中、上越新幹線の車窓から越後の山並みを望む。
我が征くは大河の源なり。
「人の歩むさきを見よ。そは以て、その人がすでに彼自身の路を行きつつありや否やを知るに足る。わが歩むさまを見よ!おのれの目標に近づける者は、踊る。
げに、われは立像とはならなかった。われはいまだ硬く鈍く柱となって立ったことがない。われは敏捷に行くを好む。
よし大地には沼あり厚き苦難ありとも、軽き脚をもつ者は、泥を越ゆること拭かれた氷を行くごとく、踊りゆく。
胸を昂めよ、わが同胞よ。高く!より高く!脚をも忘るるなかれ!なんじらよき舞踏者よ、脚をあげよ。もし踊って逆立ちをもなさば、そのいかによきことぞ!」
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ『ツァラトストラかく語りき』
(竹山道雄訳)より


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